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19. 07 / 25

ルルーディ

Journey ]

島に到着してすぐに気づくほどでした。
今夏は何か違う、花が多い、緑も鮮やか、 だと。

すでにほとんどがドライフラワーでしたが心は躍りました。
とにかくすごかったんだよ、島の人たちも楽しそうに話してくれました。
ギリシャ語で花は「ルルーディ」、言葉に気分が表れているように思います。
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_DSF3493花が多かったのは冬に雨が多かったから。
冬のFOLEGANDROSは、観光客など皆無、ほぼすべての店が閉まり閑散とし、
海は荒れ、船は週一便のみ、まさに孤島となります。
加えて、この冬は来る日も来る日も、また来る日も雨だったとのこと。
古い石垣はあちこちで崩れ、雨に弱い建物は今なお影響が残っているようでした。

そんな冬があったからこその花であり・・
そして、そんな冬があるからこその夏でもあり・・

毎夏島の人と再会する度「冬はどうだった?」と聞かれます。
これまで深くは理解せずに何となく答えてきましたが、
その問いに冬に対する特別な意識があったのだと理解することができました。

冬とは異なり、夏には当たり前のように快晴の日が続きます。
暑くても心地よい風が吹きカラッと最高の気候ですが、
冬の存在を知りその当たり前の夏に感謝しなければと思うようになりました。

良い夏を、良い冬を。「カロ カロカイーリ! カロ ヒモゥナ!」
回を重ね少しずつですが、島の真の姿に触れることができているようでうれしいです。

19. 07 / 22

余韻

Journey ]

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今年の春は島中お花畑で見事だったとのこと。多少その余韻を感じることはできました。

19. 07 / 17

Journey ]

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島のおふくろの味、マトサタ。滞在中3日に一度は食べてますが、イタリア人は苦手なよう。
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ギリシャのファストフード、ギロピタ。店主曰く ”best in universe”。色々食べ比べ、納得。
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日本からの食材で。魚は島育ちの彼が素潜りで。来夏はフィッシュ&チップス、英国紳士が。

19. 07 / 12

遠泳中

Journey ]

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遥か遠くまで泳いでる人に触発され、遠泳中。当然ながら遊泳禁止区域などありません。

19. 07 / 09

妄想

Journey ]

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ポゥリテイ “for sale” 。散見されますが、調べたところ土地も建物も廃墟も価格は高め。
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コンクリート造りには真似できない、古い石造りの意匠と重厚感が魅力。ここ数年空き家。
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今は使われていない、こんな家畜小屋をリノベするのはどうでしょう。妄想を楽しみます。

19. 07 / 06

Journey ]

_DSF6208
アネモス、風という名の舟。FOLEGANDROSには北寄りの心地よい風が吹いています。

19. 07 / 03

キクラデス諸島

Journey ]

_DSF3566
この青と白の風景、実はキクラデス諸島限定です。しかも毎夏塗り直され正しく白い島は稀。

Journey ]

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今夏もFOLEGANDROSを訪れました。スィガー スィガー “slowly slowly”。

Journey ]

FOLEGANDROSを毎夏訪れ再会するのは島の人たちに限りません。
旅人同士も再会します。

これまで何度も会って会話を交わしてきた人の他、
何となく見覚えのあった人、話してみたらこれまで同じ時期に来ていた人など、
今夏は旅人同士の輪も大きく広がりました。
しかも10度目、20度目、それ以上といった大先輩ばかり。そういう島なのです。
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大先輩的に10日以上毎年来る人を “visitor”、それ以外を “tourist” と区分するそう。
私たちも定義的には “visitor” ですが、大先輩に比べたらまだまだ6度目、
初めて?や何度目?などと聞かれたら「Only six times」と答えることにしました。

そんな大先輩たちと夕方にお酒を飲みながら発覚したのは、
誰一人、昨日を意味するギリシャ語を知らなかったということ。
今日は「シーメラ」明日は「アーヴリオ」、これらは全員知っているのに・・

この島では今日と明日だけで十分で昨日という言葉は必要ない、
つまり、昨日という概念そのものが必要ないということなのだと思います。
そしてそれは旅人に限った話ではなく、島の人の生き方がそうなのではと思うのです。

今日を生きる。 そして今日と同じ明日がやってくる。
目の前にないものを求めるのではなく、目の前にあるものを大切にする。

バスのニコや食堂のマリアと出会えば、今日は暑いね、どのビーチ?と会話をし、
夕方にはまた明日ねと笑顔で別れ、それが毎日毎日繰り返される、
ただそれだけと言えばそれだけなのですが、穏やかであたたかな気持ちになるのです。
芯から満たされるのです。

シーメラとアーヴリオを365回、ひとつひとつ積み重ねて再びこの島へ。
また来年「トゥー フローヌー」。

18. 07 / 17

ラコメロ

Journey ]

_DSF9954
1:00 am、小さな町は遅くまで賑います。ラコメロ、強い地酒にハチミツとスパイス少々。

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